SMHRIC |
2015年12月22日 |
ニューヨーク |
周知のように人権には、個人の「人権」と集団的権利である「民族自決権」が含まれる。したがって、真の人権活動家は必ずこの2つの権利を認めていなければならない。別の言い方をすれば、ただ個人の人権だけを追求し、民族自決権をなおざりにする者は偽の活動家にほかならない。
(1)「民主勢力」と呼ばれる中国の多くの在外活動家・団体の言う「人権」は、正に上に述べた個人の人権のみを追及するものである。彼らの宣言中には民族自決権を認める文言は一行たりとも見当たらない。国際法には「民族はすべて自決権をもつ」という条文が明確に定められているにもかかわらず、彼らはこの極めて重要な項目を無視し続けてきたのである。
(2)真の人権活動家は、人権というものが政府の権力よりも上位にあることを理解し、認めているはずである。しかしながら、彼らはこの極めて基本的なことを全く理解しないか理解しても認めないために、先住民の人権を政府の権力に強引に組み入れようとし、中国の酷い植民地主義の下で苦汁を飲まされている先住民の自由・独立運動に反対している。
(3)真の人権活動家は、ただ社会階層間の不平等に反対するだけでなく、それ以上に重要な民族間の不平等、侵略、植民地主義にも必ず反対し、そのため一貫して活動してしかるべきである。しかしながら、中国の「民主勢力」はこれについて何もしておらず、多くの先住民の期待や希望を裏切り、先住民たちの信頼をいっそう失い続けている。
上に述べたいくつかの例から考えても、中国の「民主勢力」が真の民主主義を守り、そのために闘っているのではなく、民主主義の仮面をかぶった大漢民族主義者であることが明確に理解できるのである。中国の偽の民主主義者たちは私たちに何ももたらしてこなかったし、今後ももたらすことはない。漢民族の美辞麗句、空虚な約束に騙されたオラーンフーの悲しい歴史を忘れてはならない! 過去の失敗から学び、彼らに従って奔走する者たちは早急にその方向性を正す必要がある。
--- ハダ
2015年8月31日