< 戻る >
内モンゴルの牧民の座り込みデモ
SMHRIC
2009年9月3日
ニューヨーク
7月30日から始まり、百人以上の南(内)モンゴルのザロード旗の牧民達が旗政府の前で<草原を戻せ、損失を賠償せ、牧民の利益を守れ>などのスローガンを挙げ、座り込みデモを行い、政府管理下の鉄道会社が石炭開発で牧民たちの土地を占領していることに抗議した。
ザロード旗ゲルチョロー地域の情報源によると、三年前から政府管理の鉄道会社が“国家プロジェクト”という名前の下で原住民であるモンゴル族の住民達と何の相談もなく、事前の知らせもなく、770畝の土地の上に石炭や天然ガスの開発を行った。その土地は牧民たちの夏の遊牧地であり、開発により牧畜の草場所を完全に失うことになった。モンゴル族の遊牧生活は何千年以上も自然と調和し、続けて来たが、政府は、遊牧生活は原始的で、環境を破壊するという理由で、遊牧を禁止し、その土地は二度と牧民の手に戻って来ず、伝統生活が破壊され、汚水を草原に排出されている。
失った草原を取り戻すために、百人近くの牧民たちは旗政府に簡書を出した。しかし、政府は何の返事もせず、問題を解決しようともしなかった。その結果、牧民達が余儀なく政府の前座り込みデモを行い、当局に圧力をかけた。
8月17日、政府の鉄道会社の第8分局が牧民に前もって相談や知らせもないまま牧地に鉱物を採掘し始めた。牧民達が現場に行き、工事を止めようとしたが、会社の備員たちと衝突した。衝突中に11名の遊牧民は怪我し、四名が逮捕され、県の政府の所在地に連行された。逮捕された四人の牧畜民たちが殴打や虐待を受けた。牧民がモンゴル語を話したら、漢民族の警備員たちに顔を殴られた。モンゴル族の老人を強制的にデイスコの踊り場に連行し、強制的に酒を飲ませ、ナイフで脅かしてダンスをさせ、人ごみ中に恥をかかせた。
違う情報源によると、牧民たちは鉱山開発会社と衝突があった後に、警察人員は牧民の五台のオートバイが壊し、牧畜も没収した。同じ問題が近所の地域、ほかの県にも発生したという情報も入っている。中国政府は<開発>や<国家工程><地方経済の活性化>というスローガンの下で、南モンゴルの草原で強制的に、不合理な採掘を推進してきた。
最近の中国政府のデータによると、所謂の<内モンゴルの自治区」>が中国最大のエネルギー提供地になった同時に、南モンゴルは中国最大の稀有金属の開発地でもあるという報告もある。
“これは、もっと多くの中国人が私たちの祖先の土地に侵入し、モンゴル原住民を追い出し、私達の土地を掘り続け、汚染を私達に残し、私達の財産を奪いとるという意味だ”バイヤコタというモンゴル人作者が言う。“これは中国人の私達への立体的に攻撃であり、最初は私達の土地を開墾し、空気を汚染させた。現在我々の地下に鉱物を採掘し、私達に人類の生存に適しない不毛の地を残している”。
< 戻る >