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モンゴル・レター
No.23 2002/12/31
(準備版・週刊)
テクシ氏、7年間服役し釈放される
[南モンゴル人権情報センター(SMHRIC)、ニューヨーク、2002年12月23日]
12月12日、南モンゴル民主連盟(SMDA)の前副会長テクシ氏(37)が7年間の服役を終え、フフホト市刑務所から釈放された。
テクシ氏は、1992年ハダ氏と他の知識人らとともに内モンゴルに設立した南モンゴル民主連盟の前副会長であった。同連盟のミッションは、モンゴルの言語、歴史、文化を振興し保存すること、また、中華人民共和国憲法によって守られた地域民族自治権を拡大する平和的方法を見出すことであった。1995年12月、中国当局は同連盟を分離活動に従事する非合法組織と告発し、ハダ会長とテクシ副会長ほか、70名以上のメンバーとデモ参加者を逮捕した。1996年12月、テクシ氏は、政府転覆および国家分離罪で懲役10年の刑、ハダ氏は国家分離およびスパイ活動罪で15年の刑の判決を受けた。現在、ハダ氏は内モンゴル東部の赤峰市で服役中である。
ハダ氏夫人シンナによれば、テクシ氏は刑期より3年早く釈放されたが、現在、外部との接触は禁止されており、友人も親戚も彼と会うことを許されない。彼の最近の生活や健康状態に関する情報はない。
我々は、テクシ氏、ハダ氏とその家族を代表して中国政府に対し以下の要求をする。
(1)テクシ氏に完全な自由を与えること。
(2)ハダ氏を即刻釈放すること。
(3)彼らの家族に対する継続的な威圧を止めること。
(2002年12月25日付メールより、原文は英語)
[編集・発行]
SMHRIC@OSAKA
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