< 戻る >
モンゴル国のロックバンドの内モンゴル公演が中止に
2004.12.5
10月末、内モンゴルの2つの会場で予定されていたウランバートル出身のロックバンド「ホルド」の公演が自治区当局によって中止させられた。当局は、ホルドの公演によって民族関係が悪化する可能性があると判断したためである。
公演のうち1か所は内モンゴル大学で予定されており、公演を聞くため大学ホールの外に約2千人の学生が集まっていた。ところが、当局は
10月 30日の公演を中止にした上、武装警察を出動させキャンパスを封鎖した。構内を出入りする学生は学生証のチェックをうけることになった。現在
20~30人の警官が内モンゴル大学の校門を警備している。これについて大学側は何ら説明をしていない。もう1つの公演は、10月22日別の学校でおこなわれる予定であった。
ホルドは最近中国の青年に非常に人気があるが、同バンドは、オルドスのチンギス・ハーン廟を私有化する政府の計画に抗議していているモンゴルの部族と関係があると言われている。数名のモンゴル人学生が逮捕された。
(ドイツの声、2004年11月3日)
< 戻る >