< 戻る >
中国がソヨラト氏の事件についてモンゴル国に正式の返答
SMHRIC
June 5, 2008
New York
中国は、独立国家であるモンゴル国が憲法に基づいて自国民を保護する権利と、関連の国際法などを無視し、1997年に中国国籍を放棄し、モンゴル国の帰化法によりモンゴル国の国籍を獲得した南(内)モンゴル出身の人権活動家ソヤラト(J,Soyolt)氏を強引に中国国民だと釈明した。
ソヤラト氏は2008年1月6日に北京国際空港で国家分裂罪の罪名で中国当局に逮捕された。今でも裁判を受けないまま、監禁場所と健康状態すら知らされてない。この事件について詳しい情報は:http://www.smhric.org/news_195.htm
モンゴル政府が数回にわたりソヤラト氏の件について中国政府に照会した結果、ようやく中国側からの正式な返答を得た。その返答は以下のように公開された(日本語訳);
中華人民共和国大使館
No.48/2008
モンゴル国外務省:
中華人民共和国外務省がモンゴル国外務省の3月4日のK/08-304と3月20日のK/08-396の照会についてご返答する。J・ソヤラト(Jaranbayar
SOYOLT)は中国の国民、1991年に中国のパスポートを持ち、モンゴルに訪問してから帰国しなかった。彼は中国国内外で中国の国家安全を脅威し、中国の国家利益を害する活動に活発的に参加した。ソヤラトは2008年1月6日に北京国際空港で中国司法当局に身柄拘束され、取調べを受けている。彼は違法活動に参加したことをすべて認めている。中国検査当局は法に基づき、彼に居地監視を行っている。今同氏の健康状態は良好である。
敬具
中国大使館印
< 戻る >