< 戻る >
アージェントアクション
緊急行動
UA 155/08
アムネスティ米国事務局
国 名:中華人民共和国
ケース:拷問と虐待の恐れ
対象者:ジランバヤル ソヤラト(Jaranbayar Soyolt)
男性、48歳、モンゴル国公民
ジランバヤル ソヤラトは1月6日、中国当局に中国の国家安全を脅威する活動に関与した疑いで、北京国際空港で拘束された。内モンゴル自治区出身の中国公民だったソヤラトは、1991年に通常な手続きで中国を離れ、モンゴルに定住し、1997年にモンゴル国の公民となった。彼は今どこで拘束されているのが不明で、拷問とそのほか虐待を受けている危険性が高い。
ソヨラトは二人の同僚と一緒に北京国際空港の税関を通るときに拘束された。二人の同僚が先に税関を通り、2時間待ってもソヤラトが出てこないため再び税関に戻ってみたら、ソヤラトは手錠がかけられ、5人の警官に囲まれていたという。ソヨラトが同僚に自分が中国当局に拘束されたことを言い、家族とモンゴル駐中国大使館に通告することを依頼したのである。
1月11日にソヨラトが拘束された状況で一人の同僚に電話をし、自分の拘束された原因はパスポートの問題で、事件を悪化させないために拘束事件を外国のメディアに公開しないように頼んだという。そのためにソヨラトの家族が最近になってからこの事件を外にリークしたのである。その電話からソヨラトと間に何の連絡もなかった。2008年1月31日に、彼の行方について何も知らないと言い続けた北京市公安局は、ソヤラトが1月6日に空港を通して中国に入国したことを認めた。中国当局の最後のステートメントを見ると、ソヤラトが軟禁された可能性が高いのである。
ソヤラトは人権活動家で、いくつかのモンゴルでつくられた反中共人権組織の創造者の一人でもある。彼はまた1981年に南モンゴルで中国中央政府の60万人の漢民族の移民を地方政府と相談もせずに南モンゴルに入れようとした政策に反対し蜂起した学生運動のリーダの一人でもある。ソヨラトが1992年にモンゴルに亡命したから人権活動に活発的に参加してきた。1993年にモンゴルで開けられた第一回世界モンゴル人大会に参加し、中国の民族政策を民族浄化と文化虐殺と批判したのである。1997年に彼がモンゴルで政治保護を受け、1997年にモンゴル国籍に入った。中国政府からはモンゴル分裂主義者というレッテルを貼られており、中国共産党政権を転覆しようとしていると非難されている。
ソヨラトの健康状況がよくなく、中国で広く行われている反体制運動家への虐待と拷問などを考慮すると、アムネスティが彼の人権と身の安全に深く懸念する。
アクション:以下の内容のアピールを作り、航空便、航空書簡、電報、ファックスあるいはeメールで、できるだけ早く送ってください。
‐被拘禁者ソヨラトの監禁されている場所を公開すること。
‐ソヨラトを直ちに解放することを当局に要請すること。独立した法廷へ迅速に提訴ができるよう認め、彼が拘禁に対する異議申し立てができるよう要請する。国際的に認められる刑事犯罪で起訴し、国際的に公正な裁判基準を満たす手続きに則って裁判を行うことを保証すること。
‐拷問や虐待から保護すること。
‐彼は家族と連絡が取れるようにすること。また弁護士との接見を認め、治療を行うこと。
宛先:
北京公安局局长
马振川
局长
北京市公安局
アドレス:中国北京市东城区前门东大街9号
郵便番号:100740
メール:wbjc@sohu.com
北京市司法局局长
吴玉华
局长
アドレス:中国北京市西城区西直门内南小街后广平胡同39号
メール:webmaster@bjsf.gov.cn
コピーの宛先:
モンゴル駐中国大使館Embassy
of Mongolia
嘎乐桑·巴特苏赫
(H.E. Mr. Galsan
Batsukh)大
使
蒙古国大使馆
アドレス:中国北京市朝阳区建国门外大街秀水北街2号
メールmail@mongolembassychina.org
Fax:011
86 10 6532 5045
(なかなか送信できないかもしれませんが、トライしてください)
Ambassador Wen
Zhong Zhou
Embassy of the
Peoples Republic of China
2300 Connecticut Ave.
NW
Washington DC 20008
Fax:1
202 745 7473
(なかなか送信できないかもしれませんが、トライしてください)
< 戻る >